

花火がある風景は日本の夏と熱気の思い出が蘇ります。
海外だと年越しに花火が上がるけれど、どこか私の花火と違う。
一番大好きな線香花火は大人になっても好き。
儚く消えそうな火花は、人間の命のよう。
今月は「長崎」がテーマで、テーマにしたときから、長崎に原爆が落ちた日を思い、平和を願う月にしようとなったので、線香花火が戦争で命を奪われ、生きたかった人々、魂の慰めになればと思った。
ピッチが少しだけ長めにはなっていますがカラフルに粒々が入った仕上げにしたのでとても刺していて楽しい色具合。
線香花火の「あの和紙」の色をインスピレーションとしました。
平和なこの世界で、大好きな人と、これからも線香花火をできますように。
製作者:梨佳
※2025年8月、NONA BUFFETにて販売。