NONA2周年を記念して、2023AKANEつづらを発売開始します。
NONAのシンボルプランツ、茜。根っこが色を出すという事実に惚れています。地にしっかりを根ざしてものづくりをしたいNONAの願いが詰まっています。
2023AKANE つづら。日本茜やインド茜で染めたNONA糸とNONA細糸、そしてNONAカード糸でNONAつづらに詰めました。日本茜は特に去年より色の幅も広がり、愛らしい色に仕上がりました。販売は、店舗は5月19日(金)11時から、NONAオンラインショップは、5月19日20時からを予定しております。限定数となりまして、売り切れ次第終了となります。再販はございません。
2023AKANEつづら
販売スケジュール
SHOP 5月19日(金) 11時から
ONLINE SHOP 5月19日(金) 20時から
去年の日本茜についてのブログはこちら。読んでみてください。
今年は、ご縁があって、群馬の万葉草ファームさんから日本茜を入手することができました。1年目の茜だから黄色味が強いかもとお伺いしましたが、私もまだまだ日本茜と付き合い出して2年目ですので数年ものの日本茜を染めたことがないので違いはそこまでわかりませんでした。
色々な方々に染め方や色の出し方をお伺いしながら、自分なりに注意してトライしていきました。写真にあるように根がとても細くて、乾燥させたらひじきみたいな見た目が日本茜です。漢方、薬草のような独特な香りを持っています。
日本茜は染料でいうならとっても難しい素材と思います。
一言でいうなら、「色がでない」につきます。
とっても「いけず」なお方です・・・・。
「薄くを重ねる」と京都で何度もでてきたキーワードで、どういう意味かピンと来ていなかったのですが染めてわかりました。
ひたすら薄いのを重ねるしか濃くする方法がないんです。
簡単に色がでる草木染めや植物染めも多いですが、日本茜はとっても「いけず」で、簡単には色をみせてくれません。最初は、黄色味が多い、オレンジのような色になります。果てしない作業の後、赤というより今回は、まるで紅花で出したかのようなピンクの可愛らしい色がでたときに、完全に日本茜染めに恋に落ちてしまいました。
可愛い色にいちころ・・・私って簡単!!
重ねて、重ねて。時間も手間も重ねて。
日本茜はそういう色で、草木染めをしていて、その過程にひたすらに癒されている私には時間がかかっても、むしろ嬉しい。永遠と染めて日本茜の可能性を見ていたい・・・。
NONA2周年にあたり、また原点にもどったような日本茜染めに魅了されています。
以前からお世話になっている京都の美山の草木舎さんの日本茜栽培の活動が日本の歴史ある農地保全の活動につながっていると先日の京都で開催された「日本茜伝承プロジェクト」で知って以来、私たちの草木染め、植物染めに更に新たな意味をみた気がしています。
日本茜もとっても地味な植物ですが、日本に自生しています。
我が家の小さな庭にもNONAと一緒の2年生の日本茜が育っています。はっぱがハート型で本当に可愛いんですよ。
2周年のこの記念すべき時に、再び今年も無事日本茜で染めることができて、改めて、万葉草ファームさんに感謝申しあげます。
万葉草ファーム
美し山の草木舎
https://soumokusha.thebase.in/