NONA Stories

十三里 - Jyusanri

十三里 - Jyusanri

毎年我が家の満開に咲くオレンジ色の金木犀と紫の花をつけるセージ。秋の庭は、枯れゆく木々に反して、色鮮やか。その秋のど真ん中の植物をつかって染め上げました。 そして「十三里」という名前は、実は、「さつまいも」の別名です。秋の植物をつかって私の大好物「さつまいも」のカラーをイメージして染めました。 十三里とは、江戸時代に「栗(9里)より(4里)うまい」という言葉遊びの洒落で焼き芋が大ブームになったそうなんです。また、サツマイモの産地として知られていた川越が江戸から約13里(約52km)の距離にあったことも、その別名がついた理由の一つです。 私は江戸時代に生まれていたら、きっと川越からさつまいもを仕入れて、焼き芋屋をしながら、チクチク手芸をしていたのではないかと思います。   製作者:梨佳   ※2025年11月、NONA BUFFETにて販売。

十三里 - Jyusanri

毎年我が家の満開に咲くオレンジ色の金木犀と紫の花をつけるセージ。秋の庭は、枯れゆく木々に反して、色鮮やか。その秋のど真ん中の植物をつかって染め上げました。 そして「十三里」という名前は、実は、「さつまいも」の別名です。秋の植物をつかって私の大好物「さつまいも」のカラーをイメージして染めました。 十三里とは、江戸時代に「栗(9里)より(4里)うまい」という言葉遊びの洒落で焼き芋が大ブームになったそうなんです。また、サツマイモの産地として知られていた川越が江戸から約13里(約52km)の距離にあったことも、その別名がついた理由の一つです。 私は江戸時代に生まれていたら、きっと川越からさつまいもを仕入れて、焼き芋屋をしながら、チクチク手芸をしていたのではないかと思います。   製作者:梨佳   ※2025年11月、NONA BUFFETにて販売。

空奏 - Sonata

空奏 - Sonata

高く澄み渡る秋の空と、風に軽やかに揺れる沢山のコスモス。 子供の頃に見た懐かしい風景を思い浮かべて。 製作者:裕己 ※2025年10月、NONA BUFFETにて販売。

空奏 - Sonata

高く澄み渡る秋の空と、風に軽やかに揺れる沢山のコスモス。 子供の頃に見た懐かしい風景を思い浮かべて。 製作者:裕己 ※2025年10月、NONA BUFFETにて販売。

青の世界 - Blueverse

青の世界 - Blueverse

今年の染色作業でたくさん向き合った「すくも藍」を淡いベースカラーに使用し、そして異なる青味を持つログウッドを重ねて、青の世界を表現しました。家族と一緒に見た夏の思い出に想いを馳せながら。どうして青はこんなにも無限であり、魅せられるのでしょうか。 製作者:中澤   ※2025年9月、NONA BUFFETにて販売。

青の世界 - Blueverse

今年の染色作業でたくさん向き合った「すくも藍」を淡いベースカラーに使用し、そして異なる青味を持つログウッドを重ねて、青の世界を表現しました。家族と一緒に見た夏の思い出に想いを馳せながら。どうして青はこんなにも無限であり、魅せられるのでしょうか。 製作者:中澤   ※2025年9月、NONA BUFFETにて販売。

線香花火 - Sparklers

線香花火 - Sparklers

花火がある風景は日本の夏と熱気の思い出が蘇ります。海外だと年越しに花火が上がるけれど、どこか私の花火と違う。 一番大好きな線香花火は大人になっても好き。儚く消えそうな火花は、人間の命のよう。 今月は「長崎」がテーマで、テーマにしたときから、長崎に原爆が落ちた日を思い、平和を願う月にしようとなったので、線香花火が戦争で命を奪われ、生きたかった人々、魂の慰めになればと思った。 ピッチが少しだけ長めにはなっていますがカラフルに粒々が入った仕上げにしたのでとても刺していて楽しい色具合。 線香花火の「あの和紙」の色をインスピレーションとしました。 平和なこの世界で、大好きな人と、これからも線香花火をできますように。   製作者:梨佳   ※2025年8月、NONA BUFFETにて販売。

線香花火 - Sparklers

花火がある風景は日本の夏と熱気の思い出が蘇ります。海外だと年越しに花火が上がるけれど、どこか私の花火と違う。 一番大好きな線香花火は大人になっても好き。儚く消えそうな火花は、人間の命のよう。 今月は「長崎」がテーマで、テーマにしたときから、長崎に原爆が落ちた日を思い、平和を願う月にしようとなったので、線香花火が戦争で命を奪われ、生きたかった人々、魂の慰めになればと思った。 ピッチが少しだけ長めにはなっていますがカラフルに粒々が入った仕上げにしたのでとても刺していて楽しい色具合。 線香花火の「あの和紙」の色をインスピレーションとしました。 平和なこの世界で、大好きな人と、これからも線香花火をできますように。   製作者:梨佳   ※2025年8月、NONA BUFFETにて販売。

海ほおずき - Umihozuki

海ほおずき - Umihozuki

生まれ育った地元には夏のこの時期、地域の数十社もの神社のお神輿が海へ入って禊をする祭りがある。 早朝に行われる祭りに喜んで連れて行かれたのは、そこで売っている、小さな竹籠に盛られた色とりどりの海ほおずきを買って貰うため。まるで宝石のように思えた海ほおづきは口に含むと磯の香りがした。 そんな子供の頃の思い出が蘇るような糸に染めました。 ❋注 《海ほおずき》を今検索してもあの頃のギッシリと色とりどりの画像は出てきません。残念(笑)   製作者:裕己 ※2025年7月、NONA BUFFETにて販売。

海ほおずき - Umihozuki

生まれ育った地元には夏のこの時期、地域の数十社もの神社のお神輿が海へ入って禊をする祭りがある。 早朝に行われる祭りに喜んで連れて行かれたのは、そこで売っている、小さな竹籠に盛られた色とりどりの海ほおずきを買って貰うため。まるで宝石のように思えた海ほおづきは口に含むと磯の香りがした。 そんな子供の頃の思い出が蘇るような糸に染めました。 ❋注 《海ほおずき》を今検索してもあの頃のギッシリと色とりどりの画像は出てきません。残念(笑)   製作者:裕己 ※2025年7月、NONA BUFFETにて販売。

星月夜 - The Starry Night

星月夜 - The Starry Night

年初に引っ越した自宅には屋上があり、空が広く見えます。せっかくなので朝には新鮮な空気を吸いに、そしてたまには夜空を眺めに登ります。東京でも、月や星が鮮明に輝く場所がたくさんあることを再確認できる場所です。 糸の黄色部分は、自宅で茂っていたチェリーセージを使用。"The Starry Night"はフィンセント・ファン・ゴッホの絵の名前から拝借しました。 製作者:中澤 ※2025年6月、NONA BUFFETにて販売。

星月夜 - The Starry Night

年初に引っ越した自宅には屋上があり、空が広く見えます。せっかくなので朝には新鮮な空気を吸いに、そしてたまには夜空を眺めに登ります。東京でも、月や星が鮮明に輝く場所がたくさんあることを再確認できる場所です。 糸の黄色部分は、自宅で茂っていたチェリーセージを使用。"The Starry Night"はフィンセント・ファン・ゴッホの絵の名前から拝借しました。 製作者:中澤 ※2025年6月、NONA BUFFETにて販売。