2018.05.10
「友だちがほしいんなら、おれを飼いならすんだな」
If you want a friend, tame me
「でも、どうしたらいいの?」と、王子さまがいいました
‘What must I do, to tame you?’ asked the little prince.
「辛抱が大事だよ」、キツネが答えました。
「最初は、おれからすこしはなれて、こんなふうに、草の中にすわるんだ。おれは、あんたをちょいちょい横目でみる。あんたはなんにもいわない。それも言葉っていうやつが、勘ちがいのもとだからだよ。一日一日とたってゆくうちに、あんたはだんだんと近いところへきて、すわれるようになるんだ
‘You must be very patient,’ replied the fox.
‘First you will sit down at a little distance from me like that in the grass. I shall look at you out of the corner of my eye, and you will say nothing. Words are the source of misunderstandings. But you will sit a little closer to me, every day…”
-『星の王子様』
テマリシャスと手まり/星の王子さまとキツネ
元同僚がなんと主演の星の王子様を演じたので観劇してきました。久々に足を運んだ劇場という空間で色々刺激をもらいました。
自分が好きなことをしているときの輝き、自分では見えないですよね。とってもキラキラしていました。もう眩しいくらい。自分の道を進むのには誰の許しもいらなくて、一番、自分のキラキラが見えない自分が許していないんですよね。
さて、演劇も素晴らしかったのですが、久々読み直した星の王子さま。キツネの言葉が頭から離れません。
飼いならす tameという単語に引っかかり気になって調べていったのですが、単純な主従関係の「飼いならす」とは全く違う話。
誤解のない言葉抜きで信頼関係を時間をかけてつくり、過ごす過程に重きを置くこと。かけただけの時間が思いに変わっていくんですね。キツネとは友達になることですが、これはステキなパートナーに対して、また、自分、自分が好きなことに対しても当てはまるんじゃないでしょうか。
テマリシャスに置き換えると (笑) 手まりと私の関係もそうかもしれません。好きなのか、好きじゃないか、ずっと計算高く考えてしまっていた時期がありました。実際、時間とお金を掛けて学んでいたからでしょうか。
でも、手まりはそんなもんじゃないってことがようやくわかってきました。段々近づいて、ようやく近くに座れるようになってきたのでしょうね!時間を掛けた、そのおかげか、手まりを作っているときはニヤケています。手まりが側にあればそれだけでいいんですね。そう、大事な人だって、側にいるだけ、ありがとう!の存在で、ニヤケてくるでしょう?!
一緒に手まりに時間をかけてみませんか?
手まりを飼いならすんです!
世界唯一無二の存在になるのがわかってきますよ。
最後に私の星の王子さま、エミーありがとう!