Sashikoとヨーロッパ Studio Masachuka / Eight Needles

Sashikoとヨーロッパ Studio Masachuka / Eight Needles

 UNIQLO ユニクロでリペアと刺し子のサービスが始まっていることを取引先から伺っていて、そのヨーロッパ、北米の担当をしている Studio Masachuka 代表 森川さんとお会いする機会が今年の春にあり、今年の6月にちょうどタイミングよくデンマーク、コペンハーゲンとロンドンでユニクロの刺し子のサービスも見学することができました。そして、いよいよ、Studio Masachukaの新ブランド Eight NeedlesでNONAの草木染め糸がデビューしました。

コペンハーゲンとロンドンで見てきたSashikoのこと写真を多めにUPしました。

 

コペンハーゲン編

コペンハーゲンでは、北欧を代表するショッピングストリート「ストロイエ」。コペンハーゲンの市庁舎広場とコンゲンス・ニュートー広場を結ぶ1.1km続く歩行者天国になっています。

そのストロイエにあるUNIQLOにRE.UNIQLO repair studioがありました。

こんな風に壁一面に作品もあって、刺し子をぐっと身近に感じられて、ファストファッションとスローファッションの融合的な手を握り合った時間が流れる場所でした。

コペンハーゲンで出会った刺し子好きの手芸店の店主に、この刺し子のプロジェクト見た?って聞くとまだ知らなくて、早速見に行くわ!と言っていました。

刺し子は元々、服の補強だったり保全だったするもので始まったのに、現代では「刺し子ふきん」の印象が強いのかなと思います。晒しに刺す刺し子もとても気持ち良いものなのですが、衣服に刺し子をしているものをみると、刺し子の可能性を無限に感じます。Gジャンに刺し子もとてもよかったんです。

コペンハーゲンで見てきた様子です。なるべく写真をたくさんUPしました!

刺し子がコペンハーゲンで存在していることがなんだか嬉しくて、日本のものづくりと一緒に伝えていっている企業や人たちが国籍や国境を超えて存在していることもまた熱い事実で、全く関係ないのですが、コペンハーゲンの街で、なんだろうか、まだまだ日本の文化を伝え残していく活動は無限に手の尽くしようはあるのではないかと感じています。

かなり大きな壁一面の刺し子パネルでした。

ヨーロッパではユニクロさんのワンポイント刺繍サービスがバズっておりまして、ロンドンでは自分の絵が刺繍できると行列ができていました。こちらも刺繍がされていてかわいかった。

 

ユニクロさんのコペンハーゲンのRE.UNIQLOサイトはこちら

https://www.uniqlo.com/dk/en/content/reuniqlo-studio.html

 

ロンドン編

縫製StudioのStudio Masachuka代表の森川さんは、今年の2月にはBritish Fashion Council (英国ファッション協議会) の代表として、イギリス国王および王室主催のアジア人コミュニティー向け祝賀会に招待され、参加者350名のなかから、別室で英国王チャールズ3世やロイヤルファミリーと直接面会できる、約20名にも選ばれて、Re.Uniqloの刺し子で作った作品を着られて国王にお会いしています。この時に着た作品をロンドン、リージェントストリートのUNIQLO店(ユニクロはロンドン市内に複数ありますのでご注意下さい。)直接見ることができて嬉しかったです。

Regent StreetのリペアスタジオはBarbar  Saloonの跡地でそれをイメージした店舗のインテリアがとても印象的な場所にあります。コペンハーゲンよりももっと広く、より森川さんのスタイルと刺し子が伝わってきます。

刺し子やリペアに必要な道具や書籍やグッズも販売していました。

「糸を気軽に直接買える場所もヨーロッパには少ないんですよ。学校で針や糸を使う授業は通常はない。」と森川さんとのmeetingでも伺っていて、Studio Masachukaが新しく手芸用品のショップを新ブランドで立ち上げることになった意味の大きさを知りました。勝手にNONAの9とEight Needlesの8で親近感。

この度、NONAの草木染めの糸を特別なつづらに詰めたものをEight Needleで販売することになりました。Eight Needle限定商品です。藍染した紐と染めた後にでる茜の根を乾燥させて飾りに使っています。

NONAの糸は、日本の工場で糸に作られ、染められ、巻き上げ、製品にしたものです。

それをロンドンにて、世界へ日本人の方が伝えていくという連携のバトンがつながったこと、とても嬉しく、新しい同志ができたようで心強いです。

刺し子は、そして糸で世界につながっています。

NONAでは6月のデンマーク、ロンドン訪問で、「日本」を伝えていくことにもっと注力していく方向性を再確認し、そういった仲間が世界にたくさんいると知った時間でした。

 

 

 

ロンドンのショッピングストリートの背骨みたいな場所にあります。

中はバーバーでリペアの引き取りのお客様がバーバーの椅子に座って待っていました!

まさか本物が見れるなんて!

 

ドレスアップできる刺し子のウエアとは反対に、下の写真は、普段着の森川さんの雰囲気満載。

少しだけ刺し子を施すだけでもUNIQLOあるあるで隣と一緒、ご近所さんとお揃い、職場でシンクロを避けることができますよね。

 

ユニクロロンドンでのRE.UNIQLO活動について

https://www.uniqlo.com/jp/en/contents/sustainability/planet/clothes_recycling/re-uniqlo/studio/

 

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