代々木上原から少し歩くとLemmikkoさんのお店とアトリエに到着します。お店を開けた瞬間から胸がときめきます。ちょうどNONAのお店を作っていた時でもあったので、「心ときめくお店」「世界に一つしかないお店」とは?と常に考えていたので、入った瞬間に、私が好きなお店というのは、全て「手」で作られているところなんだなぁと実感することができました。Lemmikkoのお二人にお話しを聞くとお店の内装、什器の殆どがDIYだというんです。もう天才的なDIY!
おかげさまで、NONAスタッフもLemmikkoさんのDIYに感動し、本物になるためには、手を動かすこと、自分たちでやってみることについて納得したようでした。
草木染めに興味があるとお話しをいただき、一緒に草木染めを何度も体験していただき、小さなアトリエのNONAの活動を理解していただき、シルク糸を染めることとなりました。
シルクは、NONAがいつも染色している「植物繊維」のコットンとは違い、「動物繊維」。もちろん、シルクはずっと高級品です。
シルクでできた手まり作品もとっても素敵で、あの艶は何にも変えられませんね。
シルク糸で作る手まりに興味がないわけではないのですが、小さく作る手まりというより、手の平サイズの手まりが生徒さんにも作り易いので、そのぐらいのサイズを作り続けるとしたら、シルクは高級過ぎて、ただでさえ、手まりは、みなさんにとっても遠い存在なのに更に離れていってしまいます。そんな理由から、目的もないまま染めるのは、シルクにも!失礼だし、いつか何かシルクを染める機会がやってくるだろうとある意味楽しみに待っていました。
Lemmikkoさんがシルクを最終的に採用された時、ああ、来た!と嬉しくなりました。日本でも指折りのシルク刺繍糸の使い方を知っているLemmikkoさん!絶対に素敵になると確信できました。
今回は植物をテーマにシロップを作った際に出涸らしとしてでるハーブなどの植物で染めてみて欲しいということで、約10種類ほど試したのち、カモミールとローズを採用しました。
染める時の香りは「ご褒美」。ハーブのいい香りが西荻窪の小さなアトリエを包み込みました。
カモミールは本当にこれでも出涸らしかしら?というぐらいに元気な黄色が取り出せました。ローズは、どうしてもお花の赤みは、そのまま残らないのですが、今回はローズの色がほんのりとピンクで残ってくれました。本当に綺麗。香りが刺繍糸に残っていたらいいのに。
生藍は、ちょうど夏だったので、一緒にLemmikkoさんの小川さんが染めたものも採用しました〜。
このシルクの刺繍糸でみなさんは何を作られるのでしょうか。
「刺繍は自由」ということを伝えたいとLemmikkoさんが企画されたワークショップが開催されます。実は私も全くの刺繍初心者ながら憧れだけを胸に、参加してきます!ご一緒の方よろしくお願いしますっ。
素敵な写真と文章でNONAの紹介もしていただいております。
草花からの贈り物…『春を持ち歩く刺繍バッグ』ワークショップの紹介がLemmikkoさんのchitchatにて詳細をぜひご覧ください。
こちらの写真はLemmikkoさんから。
あまりに綺麗で美しくて興奮して写真を撮る前に納品してしまいました。
Lemmikkoさんの写真を眺めるだけでうっとり。草木染めのビーズ!花びら染めのバッグ、どれも本当に素敵。Lemmikkoさんの描く草木染めの世界がこれからももっと深まっていく気がして胸が高まります。
草花からの贈り物…『春を持ち歩く刺繍バッグ』by Lemmikko
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NONAが撮った写真から
色々な試作を重ねました。
まるでラーメンか?とか言いながら
ローズたっぷり。
むちゃくちゃ見た目はラーメンですが、シルクならではの艶があります。
Lemmikkoさんのスタッフ一同と小川さんで色の選定中。
染めの様子も見守ってくれました〜。
カメラマンとして登場の柴田さん!魔法の手!写真も一流でほんと素敵です。