編み物のお話 (プラハ編)

編み物のお話 (プラハ編)

こんにちは。ブログは本当に久しぶり!

NONAでは草木染めの毛糸の取り扱いが始まり、「染めて編もう」という #nonadyekal の企画も立ち上がりました。

草木染めの毛糸の販売もまだ本格的には開始できていないのですが、昨日からオンラインでの販売も開始できまして、たくさんの注文ありがとうございます。毎回、自分が染めた糸を購入していただくことに感動します。まだ小さなロットですが、来年はまた増えるかなぁと、毛糸は時間をかけながらも一歩一歩歩んで行こうとおもっています。なんだかこの冬からの新しい挑戦にワクワクしています。

#nonadyekal はスタッフでまずは経験してみようと針を持ったこともないスタッフも編み始め、編み物に対しての意識が急激に変わっていると感じます。そして本当にNONAのスタッフがつくることが好きだな〜と感じる機会となりました。まだまだ編んでいるスタッフいますのでぜひ応援してくださいね。

編み物がなかったら実はNONAも今頃存在していないというきっかけをつくってくれた手芸で、私には、手まりももちろんですが、とても大事にしているものでした。

幼き頃に編み物は覚えましたが、自分の意志で再び編み始めたのは実は、プラハ時代なんです。

プラハに住んでいたのはもう随分と昔になってしまいましたが2005~6年ごろです。その時にアメリカ人の女の子と知り合い、カフェでknitting circle(編み会)に誘われて、フラッと出かけていったのが再び編むきっかけとなった出来事でした。

こう書いていて懐かしくなって、あの集まっていたカフェはまだあるのか??と記憶を頼りにgoogle mapでプラハの旧市街をお散歩してみました。地図を見るのが大好きで、プラハはとにかく歩けるので、端から端までよく歩いたもので、でもやっぱりかなり遠い昔になっていて・・・。でも、見つけました!そしてまだある〜〜〜。

 

Lehka Hlava  (因みに、このお店の名前は「軽い頭」という意味・・・)

Boršov 280/2, 110 00 Staré Město, チェコ

https://www.lehkahlava.cz/galerie/ 写真が見れます。

このちょっとした個室になっている部屋で編んでました〜〜〜〜。

懐かしいです!!

 

この小部屋で何時間も編んでました。

このknitting circleでプラハでの毛糸の調達の仕方、編み物パターンの入手方法(raverlyやknitty.com)などを教わり、英文で編むということを習いました。

最初に指付きの手袋を編んだのを覚えてます。寒いからほんとうに必要で。そして本当に可愛いものがあんまりなかったので「作る」って必要だったプラハ時代でした。セカンドハンドのお店で古い編み針を調達し、毛糸もあんまり質の良いものが売っていなかったのが当時のプラハでしたが、1軒オリジナル毛糸を売っていたお店を教えてもらい、当時そのお店の糸にハマりました・・・・。今考えたら引き揃え糸だったと思います。太めの糸が多くてザクザク編むカーディガンとかを編んだような。

まだあるのかな?とまたgoogle mapでお散歩してみるとありました〜〜〜〜〜。

毛糸は少なくなっていると昔の昔、聞いたけれども、HPをのぞくとまだあるようですね。とにかくチェコ語学校やバイトが終わった後、ここをのぞき、毛糸を買って、友人と編み編みするのが癒しでした。

 

Mar Len

Karoliny Světlé 9, 110 00 Staré Město, チェコ

https://www.marlen.cz/

 

どちらもプラハの旧市街にあるので、観光で行っても遊びに行き易い場所ですが、今どういった雰囲気になっているのかわからないので自己責任でお願いします(笑)海外あるあるなのですが、オーナーが変わったり、スタッフが変わると全然店が変わってしまうことがあって、そのサイクルも短いのでなんともいえません。

当時プラハでは、コーディネーターもしていたので、よく歩き、自分の目で確かめていたので案内できたのですが・・・。

と、編み物の世界は、こういった感じで英語の世界のほうが早くから、おしゃれなパターンが個人のデザイナーが発表する場があって、編み物のSNSの場もあって、毛糸のセレクトショップもあってという状況でした。オサレ編み物雑誌もこの時期ごろに出始めた記憶があります。

今では日本でも浸透してきて、何より誇らしいのは日本人のデザイナーさんが世界で活躍されていること。

世界が近いです。

当時の私はまさか、今こうして草木染めと手まりのお店をやっているとは思っていなかったので、教えてあげたいですね。あなたのハマった手芸は無駄にはならなかったと(笑)

この編み物の世界が優しくて楽しくて、この感覚の通じる世界で生きてみたいと当時20代だったんですが、思い始めたのがプラハ時代となります。

このプラハの時間がなかったら、ものづくりで溢れ、ものづくり好きが交差するNONAは間違いなく「ない」です!!

編み物のお話、プラハ編でした〜。次はロンドン編かな!ロンドンも昔巡っていた場所の記憶をたどってみたいと思います。

 

梨佳

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