ほんとうに月日は流れるのだと感じる日々です。もう2月になってしまいました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
年明けからコロナ感染が身近に迫って保育園、学校がお休みになったところも多いと聞きます。幸いNONAではスタッフも特別に影響もなく過ごせております。
コロナで辛抱し過ぎて感覚が麻痺してしまっていますが、早くこの奇妙な時代が終わって欲しいものです。
1月は大阪、枚方蔦屋書店でのひらかた手芸市への出張もあり、ドタバタしておりましたが、NONAでは難を転ずる糸や干支カラー、そして豆鬼手まりなど新年早々みなさまに楽しんでいただける商品をご紹介できました。
年を越してもなんでしょう、やっぱり忙しく過ごしていて、NONA BUFFETをお休みさせていただいた1月もあっという間に過ぎてしまいました。小さな事務所は、机いっぱいに新商品が並んでいましたが、NONAのスタッフ全員元気いっぱいで手を動かしています。
さて、タイトルの通り、西荻窪の手まりと草木染めのお店、NONA、小さなお店の抱負2022についてお話ししなければ。
2011年に手まりに出会い、続けてきました。あっという間の10年でした。2022年 は、どんな年になるのでしょう。すごく漠然としていますが、わくわくした気持ちにふわふわと包まれている感覚でいます。
2021年5月9日にNONAをOPENして、TEMARICIOUSブランドがNONAになり、どんどん大切にしていきたいことがクリアになっていっていると感じています。いちいちその気持ちを大事にしてものづくりをしていくことは今年も変わりません。
そして、NONAはもちろん、私がオーナーでデザインのディレクションは取りますが、私一人のNONAではないということが一番の魅力になっているなとも感じています。NONAのメンバーの一人一人の輝きが財産で、それを支えていただいているのがお客様で本当に感謝しています。ありがとうございます。
2022年のNONAのものづくりテーマ「香り」を掲げています。嗅覚は先ずは本能に届きます。その本能的な直感を大事にしたいという思いもあります。香りあふれる植物を特に取り上げて「手まり」「草木染め」でモノづくりをして紹介していきたいと思っています。
それと同じで、NONAメンバーそれぞれの「香り」を感じて、それをさまざまな企画の時に、メンバー同士でそれぞれの香りをブレンドして良さを引き出していけるようなお互いであろうと思います。
香りは変化します。日々変化します。
それを繊細に感じて理解できるような自分でいようと思います。
NONAメンバーには度々言うのですが、一つでいいから、言ったこと、思ったことをやってみること(実現させること)を伝えています。やってみないと誰もわからないのです。正解を感じるしかない。そして、ほんとうに行動できる人は一握りなのです。
2022年が終わるころに、「香り」で旅する一年をNONAで経験して、いろんなことについて話ができたら、それは、本望です。
「小さなお店の抱負」と書きました。
最近、強く思っていることが「小さなお店」の感覚は大切にしていこうということです。「どこにもないお店」であるとNONAに入ると感じます。私は色々世界の小さなお店を歩いてきたので、自信をもって「世界にこんなお店ない!」と言えます。作り上げるレベルを上げていくのは、もちろんなのですが、小さなお店らしい手や温度を感じられる商品作りにしていきたいと思います。
今年のイベントや商品づくりのスケジュールは実はもういっぱいに埋まっています。一番の悩みは、新しく出会うことやインスピレーションが起きたときに、それをどこに入れていくか。本当に嬉しい悲鳴でしかないのですが。新しい出会いを本当に楽しみにワクワクが始まっています。
植物をもっと今年は育てていきたいです。染めもしっかり向き合って学んでいきたいと思っています。そして、何より手まり屋としても、夢を叶えていきたいと思っていますし、自分の手まりづくりも集中する時間をなるべく多く作れるようにしたいと思っています。
沢山のあれもこれもが混ざってしまいましたが....
今年もぜひNONAのものづくりを楽しみにしてください。よろしくお願いします!